第十二回 JCOMM (1日目詳細)
第十二回日本モビリティ・マネジメント会議の1日目の発表資料を以下に掲載します。
1日目:7月28日(金) |
開催地企画 『九州のエリアマネジメントとMM戦略』 10:00-12:00 |
○講演(40 分)
「天神・博多のエリアマネジメントとモビリティ」
清水 信彦(西日本鉄道株式会社 上席執行役員 自動車事業本部長、 We Love 天神協議会 前理事長)
○パネルディスカッション(80 分)
コーディネーター
坂井 猛 (九州大学大学院 教授)
パネリスト
清水 信彦(西日本鉄道株式会社 上席執行役員 自動車事業本部長)
中嶋 敬介(博多まちづくり推進協議会事務局長、 JR九州事業開発本部企画部担当部長)
守田 剛 (福岡市住宅都市局都市計画部長)
八尋 和郎((公財)九州経済調査協会事業開発部長 兼 BIZCOLI 館長)
オープニングセッション 13:00-14:40 |
◇ 開会挨拶(5分)
藤井 聡 (JCOMM代表理事、京都大学大学院 教授)
◇ 祝辞(10分)
佐々木 良 (国土交通省 九州運輸局 局長)
◇ 講演(60分)
坂井 猛 (九州大学大学院 教授)
「九州福岡が目指すゲートウェイの景」
◇ JCOMM賞授賞式
(20分)
マネジメント賞(1件)/プロジェクト賞(2件)/デザイン賞(2件)/技術賞(1件)
平成28年度JCOMM賞受賞展示 会期中展示 |
題目 | エコ通勤90%増を達成!豊橋市役所職員を対象とした10年間のモビリティ・マネジメント |
受賞者 | 豊橋市 |
題目 | NPO法人再生塾による10年間にわたる総合的な交通政策の実現を担う人材育成と支援の取り組み |
受賞者 | NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾 |
題目 | 産官学民の連携・協働による、地域にふさわしい、住民目線で身の丈にあった持続可能なおでかけ交通「ぐるっと生瀬」の運行とまちづくり |
受賞者 |
「ぐるっと生瀬」運行協議会/猪井博登(大阪大学大学院工学研究科)/山室良徳(中央復建コンサルタンツ株式会社)/阪急タクシー株式会社/西宮市/国土交通省神戸運輸監理部兵庫陸運部/国土交通省近畿運輸局 |
題目 | 仙台市地下鉄東西線各駅周辺散策マップ |
受賞者 |
仙台市青葉区役所まちづくり推進課/仙台市若林区役所まちづくり推進課/仙台市青葉山まちづくり推進協議会/地域のお宝探検隊/片平散策マップ作成委員会/仙台市八木山市民センター |
題目 | 大和市における健康モビリティ・マネジメント・ツールキット「日々の足から健康習慣」 |
受賞者 |
大和市/片桐暁/齋藤綾/中原慎二/筑波大学公共心理研究室 |
題目 | モビリティ・マネジメントにおける動機付け情報の態度変容効果の実証分析 |
受賞者 |
藤本宣(清水建設株式会社)/谷口綾子(筑波大学システム情報系)/谷口守(筑波大学システム情報系)/藤井聡(京都大学大学院工学研究科) |
ポスター発表A 、口頭発表ツール展示 14:40-16:00 |
■発表ID:PA-01
題目 | 富山市における小学生への交通環境学習(のりもの語り教育)の取り組みについて |
発表者/所属 | 長森 貴弘 / 富山市都市整備部交通政策課 |
■発表ID:PA-02
題目 | バス車内のマナー啓発コミュニケーションと効果検証―筑波大学循環バスを対象として― |
発表者/所属 | 藤村 美月 / 筑波大学大学院システム情報工学研究科 |
■発表ID:PA-03
題目 | 交通ゲームの開発と実践概要について~ |
発表者/所属 | 永見 正行 / TMO |
■発表ID:PA-04
題目 |
国民健康保険特定保健指導におけるモビリティ・マネジメント ―健康福祉部署と都市交通部署の連携によるプログラム― |
発表者/所属 | 佐々木 洋典 / 筑波大学大学院システム情報工学研究科リスク工学専攻 |
■発表ID:PA-05
題目 | 高齢者向け豊田エコ交通出前教室の開発 |
発表者/所属 | 加藤 透 / 公益財団法人豊田都市交通研究所 |
■発表ID:PA-06
題目 |
鉄道駅周辺の地域特性を活かしたモビリティ・マネジメント事業の展開 ~もりおか総合交通戦略における3年間の取組~ |
発表者/所属 | 増子 翔太 / 株式会社ケー・シー・エス東北支社 |
■発表ID:PA-07
題目 | 全国におけるMM教育の実施状況や課題について |
発表者/所属 | 岡本 英晃 / 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 |
■発表ID:PA-08
題目 | 松江「まち歩きバスマップ」の制作と効果の検証~学生主体のまち歩き・バス利用促進MMプロジェクト~ |
発表者/所属 | 飯野 公央 / 島根大学法文学部 |
■発表ID:PA-09
題目 | 地域のリソースを有効活用した持続可能なMMの構築~地域特性に応じたMM手法の試行~ |
発表者/所属 | 神田 佑亮 / 呉工業高等専門学校 |
■発表ID:PA-10
題目 | 小学校における「歩くまち・京都」プロジェクト~モビリティ・マネジメント教育の継続的・広域的展開に向けて~ |
発表者/所属 | 矢内 克志 / 京都市都市計画局歩くまち京都推進室 |
■発表ID:PA-11
題目 | 仙台市における「せんだいスマート」の取組 |
発表者/所属 | 田原 香織 / 仙台市都市整備局総合交通政策部公共交通推進課 |
■発表ID:PA-12
題目 | 札幌市内全小学校への拡大的展開を見据えたMM教育の実践的取組み |
発表者/所属 | 佐々木 健市 / 札幌市まちづくり政策局総合交通計画部 |
■発表ID:PA-13
題目 | 福岡市交通局発行の交通ICカード「はやかけん」を使った全自動パーク&ライド |
発表者/所属 | 間地 信夫 / パーク24株式会社モビリティ研究所 |
■発表ID:PA-14
題目 | 市内全小学校(13校)での小学生向けモビリティ・マネジメントの普及展開・深度化について |
発表者/所属 | 保坂 富士雄 / 秦野市都市部公共交通推進課 |
■発表ID:PA-15
題目 | 中山間地域におけるICTを活用した移動需要の創出 |
発表者/所属 | 中嶋 清則 / 京都府建設交通部交通政策課 |
■発表ID:PA-16
題目 | 公共交通利便性の高い地域における学校教育MMの実施効果の計測~さいたま市を対象として~ |
発表者/所属 | 宮木 祐任 / 一般財団法人計量計画研究所都市・地域研究室 |
■発表ID:PA-17
題目 | 地域の交通環境が高齢者の免許返納に与える影響 |
発表者/所属 | 青沼 直弥 / 山梨県庁 |
■発表ID:PA-18
題目 | 大分県内における観光客の流動を促進するための交通体系整備の課題―大分空港における観光行動パターンの聞き取り調査からの考察― |
発表者/所属 | 大田 嘉一郎 / 大分大学経済学部経営システム学科交通論研究室 |
■発表ID:PA-19
題目 | 宇陀市内におけるMMによる地域公共交通に対する意識の醸成・利用促進に向けた取組みについて |
発表者/所属 | 田中 徳人 / 宇陀市企画財政部企画課 |
■発表ID:PA-20
題目 |
「バス旅ひょうご」キャンペーンにおける販売プロモーションとモデルルート提案による観光利用者の特性 |
発表者/所属 | 井上 学 / 平安女学院大学国際観光学部 |
■発表ID:PA-21
題目 |
新路線バスの実証運行及び利用促進の推進による地域公共交通の再構築に向けた取り組み |
発表者/所属 | 城平 徹 / 株式会社ケー・シー・エス東京支社 |
■発表ID:PA-22
題目 |
帯広市における小学校を対象とした交通環境学習の取組み |
発表者/所属 | 新森 紀子 / 一般社団法人北海道開発技術センター |
■発表ID:PA-23
題目 |
京都市交通局(市バス)路線沿線における地域主体のモビリティ・マネジメントと一体となった路線・ダイヤの拡充について~最近の取組状況とバスのご利用状況~ |
発表者/所属 | 児玉 宜治 / 京都市交通局自動車部運輸課 |
■発表ID:PA-24
題目 |
ガリバーマップから始まるMM教育の縁 |
発表者/所属 | 中津 留幸紀 / 川西市みどり土木部道路公園室道路整備課 |
■発表ID:PA-25
題目 |
複数回参加を促すワークショップの工夫とコミュニティバス利用意向への効果~岐阜県美濃加茂市をケーススタディとして~ |
発表者/所属 | 西尾 和也 / 名城大学大学院理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻 |
■発表ID:PA-26
題目 |
バスロケーションの長期間保存データを用いた到着予想時刻のリアルタイムサービスに向けた基礎的分析 |
発表者/所属 | 名倉 陽太 / 山梨大学大学院工学専攻 |
■発表ID:PA-27
題目 |
鳴門西パーキングエリア地域連携推進協議会による高速道路施設のコミュニティ連携 |
発表者/所属 | 林 英樹 / 西日本高速道路株式会社四国支社総務企画部事業開発課 |
■発表ID:PA-28
題目 |
福岡都市圏における市民参加型MM「まち歩かんね、クルマ減らさんね運動」の取組紹介 |
発表者/所属 |
野村 文彦 / 計画課(課長)、国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所 |
■発表ID:PA-29
題目 |
公共交通オープンデータ形式準拠DBを備えたコミュニティバス運行管理支援システムの開発 |
発表者/所属 |
稲永 健太郎 / 九州産業大学 |
■発表ID:PA-30
題目 |
遅延状況、混雑状況の提供を主目的とした、バス運行情報システムの導入 |
発表者/所属 |
石川 功 / 沖縄職業能力開発大学校生産電子情報システム技術科 |
企画セッション『公共交通のリスクマネジメント』 16:00-18:00 |
【趣旨】
平成28年4月に発生した熊本地震は、九州新幹線の脱線や高速道路の断絶など、地域間輸送に大きな被害をもたらしました。復旧作業は予想を上回る速さで進んだものの、支援物資や支援者の輸送、地域経済などに大きな影響がありました。一方で車庫の被害や多くの道路区間での通行止めにより、路線バスや市電は運休せざるを得ないなど、域内輸送にも影響を及ぼしました。一般道路での慢性的渋滞のために、地震直後だけでなく、復旧の過程でもバス輸送は遅延が続き、一年が経過した現在でも需要が元に回復しないなどの影響が続いています。
本企画セッションでは、熊本地震直後の公共交通の被害把握と復旧方策にイニシアチブを発揮した国土交通省九州運輸局のリスクマネジメント方策を、JR九州による九州新幹線の脱線の状況と復旧プロセスを、九州産交バスによる路線バス運行の復旧経緯と熊本地震によって顕在化した地方バス輸送事業のリスクに関する課題を、岩手県で地域づくり支援を行なっているNPO法人より東北大震災後の公共交通の復旧の経験や課題について報告を受けます。その後、災害に備えた公共交通機関のリスク管理のあり方と需要回復のための方策などについて議論します。
コーディネーター
溝上 章志(熊本大学大学院先端科学研究部 教授)
情報提供
本田 和久(国土交通省九州運輸局交通政策部 部長)
中島 英明(九州旅客鉄道(株)新幹線部工務課 課長)
河合 賢一(九州産交バス株式会社 取締役・管理本部長)
若菜 千穂(NPO法人いわて地域づくり支援センター 事務局長)
意見交換会(会場:グラナダスィート) 18:30-20:00 |