ここでは、クルマ利用と「事故」について考えます。 『事故で、人生終わってしまうかも…』
「そんなことは滅多にないだろう…」と思われるかもしれません。ですが、冷静に考えてみましょう。
人にケガをさせてしまう事故は、「人身事故」と呼ばれます。人身事故は、年間約100万件です。 クルマの利用人口(約5千万人(注1))から換算すると、普段運転しているドライバーが人身事故をする確率は、1年で2%です。 ところが、これから一生、例えば50年クルマに乗り続けると、一生のうちで「人身事故」確率は64%(注2)になります。 つまり、3分の2のドライバーが、「事故でケガをさせて」しまうのです。 注1:「余暇開発センター」の調査より、「普段、クルマを利用する」人口を算定 注2:1 - [1-(100万人/5千万人)]50 = 0.64
交通事故で亡くなる方の人数は、年間約1万人です。 先ほどと同じ計算でいくと、一生で死亡事故を起こす確率は、1%(注)になります。 つまり、100人のドライバーのうち一人は、死亡事故を起こすのです。 この数字、少ないと思いますか? 注:1 - [1-(1万人/5千万人)]50 = 0.01
交通事故死のうち、約1/3が「運転者」です。 つまり、300人のドライバーのうち1人は、事故で死ぬのです。
逆に、交通事故死のうち、約4割が「歩行者・自転車」です。 つまり、250人のドライバーのうち、1人は、見ず知らずの人をひき殺してしまうのです。 もちろん、クルマ以外で「他人を殺す確率」は、これより格段に低いものです。
[出典] 国立公衆衛生院、および、(社)日本損害保険協会